「やりたいことをするためには、やらなきゃいけないことをしなくてはならない」
というポリシーがありまして。
「やりたいこと=ブログ」「やらなきゃいけないこと=仕事」ではないです。
「やらなきゃいけないこと=ブログ」「やりたいこと=仕事」です。
『情熱』についてのブログを書くことは、私にとって「やらなきゃいけないこと」なので。あえて仕事を「やりたいこと」にしてみるのです。そんな力が『情熱』にはある。
ま、全部言い訳です。
「どうしてイナ戦の曲がある」
ひとあたり、時空の歪みかと焦った。
ユニット曲があること、ユニット曲が2曲なこと、ユニット曲が初回B盤に収録されていること、情熱という曲がユニット曲の候補であること、情熱が丈弥さんの曲という憶測が歩いていること、全部全部、我が脳味噌には植え付いていなかったんだな…
「どうしてイナ戦の曲がある」「間違いなくジャニーズWESTのアルバムですが」「情熱ってYouTubeにあがってないのか」「Vocal:Daiki Shigeoka, Akito Kiriyama, Takahiro Hamada」「あ………………(察)」
というジャニーズWESTファン歴2日の神経伝達をしました。
3月ってなんでこうも血気に逸るんだろう。「やりたいこと」への非難ではないです。
「まぁ人生、最前線でジャニーズWESTと並走してる時ばかりではないわな………」
情報不足に対してはこのスタイルを許容しています。
何にせよ、私としたことが(好まない言い回し)「濵田くんのユニット曲」という存在を忘れていた!!!!
言い換えれば、初回初球ドストレートで『情熱』を浴びた人間。
そんな者の、ただの感想です。
「どうしてイナ戦の曲がある」
このファーストインプレッションには理由があって、
THEイナズマ戦隊にも『情熱』という曲がある
からです。事実。
イナ戦の『情熱』には、
「間違ってないよ」って、側で歌うからさ
という歌詞がある。
上中丈弥氏は知らないと思う。「間違っちゃいない」で繋がった心があることを。「間違ってないよ」って側で歌い合う関係性があることを。
意図せずともシンパシー、イナ戦の『情熱』とジャニーズWESTの『情熱』は全くの別ものだけど、ソウルが同郷だから。
丈弥さんのコメントです。
「彼ら(ジャニーズWEST)も来年再来年で10年」「彼らにもデビューする前から支え合ってきたファンが居て」「イナズマ戦隊も25年目、それと重ね合わせて」「彼ら目線の想いを」「彼ら自身の想いだと思う」「グループを大切にしているアツい奴ら」
少しだけ、自分を投影しても許される歌みたいです。
ちょっと未来につまづいて
見上げた夜空が滲んで
そんな日々と そんな日々と
つまづくって足元(今)の話。未来につまづくって不思議。でも彼らの生きる世界は未来に足を取られることが普通で、未来が見えない居場所の象徴だからこその言葉かな、と。擬人法と隠喩は、わびさびの基礎だなぁ。
声に出してフレーズをなぞって欲しい、自然に心の乗った声が出るから。歌い手が最上級に心地よいキーとメロディーラインだから。濵田くん一生音外さないと思う。
情けないほどうつむいて
切なさに心震えて
そんな夜と そんな夜と
さっきまで夜空を見上げて堪えていたのに、どうしてここで俯いてしまうんだろう。滲んだ夜空から目を逸らしたかったか。涙を認めたくなかったか。
こういう夜を表現されると、やっぱり冒頭申し上げた「間違っちゃいない」なしには語れない世界が浮遊する。
歌い出しの者が続いて声を重ねているから、群像劇みたいな演出。
通り過ぎれば小さな石ころ
分かってるけど心は不器用
大丈夫さいつもの事
陽は昇り 沈む
やっぱり、つまづかせようと悪計をめぐらせていたのは、通り過ぎる前の(約束されない未来の)障害で。大丈夫だって、何度も乗り越えてきたって、大したことないって、分かっているけど、いつ小さな石ころが、何億円の損害や何万人の悲しみのトリガーと豹変するか、誰も分からない世界だから。彼らの信じられるものって無条件にやってくる「明日」だけなの、どうなの。
そうさ
心には燻った火がある
この炎には情熱の名がある
生きる事は辛くとも
何度でも立ち上がるんだよ
重岡くんにとって、「逆上がり出来るかな?」「いやいや、出来るでしょ」「50メートル走れば何秒?」「わかんねぇ シャララララ」を割り当てようと思う、桐山くんと濵田くんと、歌えること。特別だろうな~と、3人の声が揃うと思わずにはいられなくて。
子供の頃は挑戦者
止まったら死ぬ求道者
そうだったろ そうだったな
今も変わらず挑戦者
仲間と共に挑戦さ
そんな事を そんな事を
ラジオ(bayじゃないか 2022.2.6OA)で結成8周年を迎えた心情を問われた時、「俺は変わらない、だけど変わりたい」と言っていた濵田くんを思い出す。
濵田くんも、挑戦者の権化だったと思う。存在しない防衛戦を挑まれ、目に見えないチャンピオンに向かって、名ばかりのタイトルを奪うために、危なっかしいことも理不尽なこともやってきた。
ぐ‐どう【求道】‥ダウ
①〔仏〕仏道を求めること。菩提・仏果を求めること。
②転じて、真理を求めること
「ぐどう」でも「きゅうどう」でも読むみたい、です。仏と称される人柄、僧侶の父、「まんまんちゃん」の育ち、彼は確かに、心理や悟りを求めて修行をする人だ。「止まったら死ぬ」よりは、「動いていないと殺されそう」だったと思う。
今も変わらず挑戦者?
守ってるな~!変わったな~!!もう若くないな~!!とよく思う。でも、ずっと「俺は変わらない」を信じ続けていたいとも思う。貴方には、共に挑戦できる仲間が居るんだもんな~ 濵田くん、本当に良かったね。
愛を知るから起き上がるんだぜ
背負ってるから潰れないんだぜ
傷だらけでも笑えたら
他にはもう 要らない
自惚れ解釈が許されますか。燻ぶった火を「情熱」という名にふさわしい炎にするため、貴方が立ち上がる理由は、「愛」だということ。何万もの「愛」を背負っているから潰れないということ。背負い過ぎたら潰れるでしょうが。重いものに強力なGが働くでしょうが。でもその重みが、支えになる日もあるってこと?
傷だらけの貴方の笑顔の先に居るのは、絶対に6人であってほしい。「他にはもう要らない」と笑う貴方が居れば、また重たい愛、た~んと背負いな~!って叫ぶよ。
そうさ
俺たちを繋いでる手がある
この温もりと高鳴った鼓動はエール
生きてこその未来だと
届けよう 遠く遠くへ
「俺たちが ジャニーズWEST!!!!!!!」で隣の方と手を繋いだことがあるなぁ。10代のかあいらしい女の子のツイートみたいな発言でなんだか嫌だけれど(笑)
「俺たちが繋いでる手」じゃなくて「俺たちを繋いでる手」なんだ。貴方の心が温もること、貴方の鼓動が高鳴ること、それが「エール」の在るべき姿なんだな。
未来を恐れるはずの彼らが、「生きてこその未来」を説く。「生きることは辛くとも、何度でも立ち上がるんだよ」を回収していく。
いつかまた悲しみに打ちのめされて
地を這うような孤独が来るかも知れない
切なさを抱きしめて 乗り越えた夜を
嚙み締めた唇は 忘れない傷跡のまま
噛み締めた唇の傷跡、「傷だらけでも笑えたら、他にはもう要らない」と繋がる。怯えを歌っているかもしれないけれど、全く弱っちくないのが私たちの男だよな。不特定多数の馬鹿みたいに重たいものを背負っているくせに、自分の悲しみや孤独や切なさは自分で抱きしめる。こんなに強い人間があっていいかよ。
君の目に見えるのが希望なら
どんな悲しみも吹き飛ばすヒーローになろう
それが俺達の明日
俺達の生きる証さ
「心優しきみんなのヒーロー」(DA・RE・YA・NE・N!で検索どうぞ)をいつまでも背負ってくれている。濵ちゃんヒーローは「希望を見ている者」にしかやってこないんだぞ~!!最高の鼓舞では。最上級の「公人」としての決意では。
私は貴方のヒーローにはなれないから、これからも貴方の側に「ハマちゃんのハートを守るヒーローになりたい」 と笑う皆が居続けることを祈るのです。
冒頭の「陽は昇り沈む」は無条件にやってくる明日への嘆きに思えたのに、「ヒーローになることが、明日も僕が僕でいようと思える理由なんだ」と言わんばかり。『証拠』という羅針盤を掲げる彼らにとっての「証」だと。
心には燃えたぎる火がある
この炎には情熱の名がある
生きることは辛くとも
この手は 離さないから
燻っていた火が燃えたぎっているのですが。「情熱」という名を誇るかのように。綺麗な構成だなほんと。
「愛を知って起き上がる、背負っているから潰れないんだ」「俺達を繋いでいる手の温もりと、その時に高鳴った鼓動がエールなんだ」と言った貴方から、「手を離さない」と言われた。
馬鹿だから、物凄く馬鹿だから、「ずっと愛していて」だと訳す。
涙でてきた。貴方の「情熱」が燻っていて、生きるのが辛いと感じる時、私たちの愛を温もりを感じたい。そういうことか。馬鹿、そんな綺麗ごとは言わないでほしい。噓ばっかり。そんなキャラクターじゃないでしょう。でも、そんな歌を歌ってくれた。大好きな歌に乗せてくれた。その事だけは、忘れないって約束するよ。
『情熱』ってラブレターだって、気付くまでの私を見返して笑う。明日にはこの激重感情のクロスゲームはさっぱり忘れてそう。貴方のユニット曲の存在も忘れていたから(笑)
濵田くん大人気だし大忙しだから、私だけの「どんな悲しみも吹き飛ばすヒーロー」になってもらおうなんて思ってない(面倒な性格)
だけど、「だから、僕達がそばにいられない間は、みんなにいい事ばかりが訪れますように」(去年の結成日のブログより)は、ずっとお守りにしてるよ。
またすぐに、愛と温もりを届けにいくよ。貴方の鼓動を高鳴らせてみせようじゃないの。
貴方が、悲しみと切なさに暮れる夜を乗り越えられるように。
手を離したくないと思えるように。